南アルプス南部の雄大な縦走路を歩く 


  
聖岳 3013   赤石岳3120.1m  縦走
             

 

兎岳山頂から赤石岳を眺める

                      
2019年8月5日(月)から 8月8日(木)

                   
コース地図はこちら
                                           

                                
u/n撮影

 
       
 

 参加人数  3名
  


聖岳山頂




1日目
 多治見     2:00
 畑薙P      6:40-7:25
 椹島       8:35
 聖沢登山口   9:35
 吊橋       11:40-12:10
 聖平小屋    17:30

2日目
 聖平小屋    5:45
 聖岳       8:45-9:40
 兎岳       12:45
 中盛丸山    14:30-14:55
 百闢エ山の家 16:55

3日目
 百闢エ山の家 5:30
 百阨ス     7:00
 赤石岳     9:40-10:40
 赤石小屋   14:30

4日目
 赤石小屋   5:45
 椹島      9:00-10:35
 畑薙P     11:30
 多治見     18:30


1日目
   

平日の畑薙臨時の乗り場
これなら1台目のバスに乗れそうです
昨年まであった井川観光協会のバスが無く、東海フォレストのバスに乗るのですが、聖沢の登山口では下してもらえないため、椹島まで行ってから50分ほど林道を引き返すことになります。
今までと比べると2時間弱の余分な時間がかかります。
前日に椹島まで入れば、登山口までバスに乗せてもらえるらしい
一日余分に泊まることになるが、その方が夜中に走らなくてもいいので、これからはその方法がおすすめです。




聖沢登山口を出発
登山道が倒木や崩壊などで荒れているため
6時間のコースタイムが6時間半になっていた

聖沢吊橋
ここで昼食





ホソバトリカブト

シモツケソウ




ルリトラノオ

斜面には夏の花がいっぱいです




シナノオトギリ
   
 
センジュガンピ




トリアシショウマ 
   
 
ハクサンシャクナゲ



壊れた橋
聖平小屋まではまだまだ・・・
2時に多治見をでたこともあり、この日はかなりのスローペース
夕食は締め切りで、持ってきた非常食などをお湯をわかして食べた




2日目
 
 
聖平小屋からの朝焼け




小屋を出発
今日はこの縦走で一番厳しいコースです



 

小屋の前はイブキトラノオ、ニッコウキスゲなどのお花畑




マルバタケブキが満開




ミヤママンネングサ

イブキジャコウソウ




花を見ながらの登山道
薊畑で一休み
ザックがひとつデポしてありました。




ここも花の多いところ
タカネコウリンカ





ハクサンフウロ

薊畑を過ぎて5分ほど富士山が姿を見せてくれる(アップ)




富士山を見ながらの登り・・・

前方に大きな聖岳
たくさんの花に励まされ、頑張って登りましょう!



 
 
チシマギキョウもあちこちに咲いていました


 
ハクサンシャクナゲ
花が多いので、登りも気になりません



 
深い谷をバックにミヤマダイコンソウ




シコタンソウ
ここで逢えるとは!



そのアップ
 

  聖岳山頂
奥に明日登る赤石岳





山頂から富士山
手前が奥聖ですが、往復40分かかるので私たちはパス




赤石岳をバックに・・・・
360度の展望を楽しみました


 

兎岳に向けて 縦走開始




崩落した斜面に赤のタカネビランジ




兎岳避難小屋の広場の脇にタカネバラが一輪

兎岳避難小屋から見た聖岳
あんなに急な斜面を下って来たんだ!




兎岳に到着
 
今度は小兎岳
あれが小兎?と思うほど高い山!




1時間ほどアップダウンを繰り返し
小兎岳に到着

雲が沸き上がってきた

小兎岳を下って、中盛丸山に登る時は
雷雨が来るのではと、必死だったので
中盛丸山の写真は無し




雷の音が遠くに聞こえて
大沢岳との分岐についたときはほっとしました。
体力、時間に余裕あれば、大沢岳に登って
山の家に行く登山道もあるが、コースタイムで
45分ほど余計にかかる。
T/M
 
赤い屋根の百闢エ山の家
雨に降られず到着です




快適な百闢エ山の家
ベンチで乾杯!


 

3日目
 
 
   
 
今日は 赤石岳に登って、赤石小屋までのゆったりコース
小屋の朝食を摂って出発です。





雲海の上に浮かぶのは中央アルプス? 
 
 
ツマトリソウ

青空の百阨ス


 
   
 
ヨツバシオガマ

ウサギギク


 
 
 
朝日を浴びて、馬の背を歩く
目指す赤石岳は前方に聳える・・・




 

今日の富士山は雲が多め



 
 
 
小屋が見える



   
 
雪解けの遅かった避難小屋手前には
ハクサンイチゲが残っていました。




 
チングルマ
   
 
アオノツガザクラ




チシマギキョウ 
   
 
赤石岳避難小屋に到着
後方に赤石岳山頂。
天気もいいので、ここで1時間ほど山を眺めながら休憩する
このベンチは特等席





赤石岳避難小屋 
   
 
シラネヒゴタイ?
珍しい花!

小赤石岳方面の稜線
どれだけ眺めても飽きません。




 
   
 
ベンチでのんびりしていたら
ヘリが山頂付近を周回していきました
この写真ではちょっと見えないかな?




  縦走最後のピーク
赤石岳山頂

天気に恵まれ、すべてのピークを踏むことができました。





山頂から見る、さっきまでいた小屋と左端のベンチ 



 

前方小赤石
荒川三山縦走はここを登ります

私達は、ここから右に赤石小屋に下ります



 
   
 
オンタデの咲く美しい谷




タカネヤハズハハコ
   

夏の終わりの花が咲くお花畑



 
 
ミヤマクワガタ
   
 
タカネマツムシソウ




クルマユリ 

4日目
 
 
    4日目の朝
 赤石小屋 の前で


 急な東尾根を注意して下り、
 椹島発始発のバスに無事乗ることができました。
 
 聖岳と赤石岳の縦走。想像以上のスケールの大きさで、
 無事に歩けたことに感謝です。





 
   
 
 
 山にはを終えて-1 

 憧れの聖岳と赤石岳縦走。中々梅雨が明けず、三度も日程を変更ししましたが、
 そのかいあって 4日間とも天気に恵まれました。
 花もまだたくさん咲いていて、つらい登りも励まされて登ることができました。 
 想像以上のスケールの大きさに圧倒され、感激もひとしお。激しいアップダウンは
 さすが南アルプスでした!
 

 
 山行を終えて-2
 
・前、聖岳から眺めた兎岳の立派な山容と其れに続く赤石岳への山波に、一度は
 行ってみたいと思っていた所だ。
 今年は天候がなかなか安定せず、山行日程を何回も変更し、前日になり急遽行くことにした。

 畑薙駐車場には既に多くの登山者がいた。
 東海フォレストのマイクロで椹島へ向かう。途中聖沢登山口で降ろしてもらえなくなった。
 小屋は県営なので官と民でうまくいってなかもしれない。登山者にはまったく迷惑きわまりない。
 おかげで1時間ほど余計に歩かなくてはいけない。登山口からいきなりの急騰である。
 おまけに昨年の台風被害でかなりの周り道を歩かされた。
 聖平小屋までに数箇所巻き道があった。久しぶりの山行だったので、足がツリ小屋の夕食に
 間に合わず皆に迷惑をかけてしまった。
 聖平は思っていた程には、花は少なかった。
 最初の予定どおりに3週間ほど前ならば、きっとすばらしいお花畑に出会えたかもしれな。

  2日目もいきなり聖への急騰だ。ジグザグに登って行くので急騰のわりには楽だ。
ジグザグが以前に来たときよりも細かくなったような気がした。
今日の行程は厳しいので、奥聖へはパスした。
途中富士を眺めながらなので急騰の苦しさを忘れさせてくれる。
聖山頂からの展望は何時来ても素晴らしい。360度が全て山波、たまらない絶景だ。
尾根が続いているようにみえても、聖山頂から兎岳へは約400mを下り
さらに200m登らなくてはいけない。兎岳から小兎岳へのコルに
とても美しいカールがあった。
標高が2600m程のところにで、その昔氷河が存在していたことに何故か感動した。
どちらを見ても山と谷。まさに「深山幽谷」とはこの事ではないか。
中盛丸山は、中盛じゃなくて大盛りの山、我々の丸山とは雲泥の差だった。
ここへ来て霧が湧き上がり雷鳴が聞こえてきた。
次の大沢山はパスすることにした。
大沢山の巻き道で雷雨に当たられ合羽を着たが直ぐに止んだ。
やがて目の前に4階建ての赤くてかわいらしい山小屋が姿を現した。
厳しかった2日目の行程を無事終えることができた。辛うじて夕食にありつけた。

  3日目は前日とは違い余裕があるので、のんびり歩いた。
百間平はとても気持ちの良い天上遊歩道だ。赤石への急騰を上りきれば、
そこが山頂直下の避難小屋。山頂付近で山座同定などをして、1時間ほどを
のんびり過ごした。赤石北沢への下山道は花が多く見られ疲れも忘れ楽しく歩けた。

  4日目も余裕の行程である。花も展望もない道をひたすら下るだけ。
それでも椹島に着いたときには、無事に下山できたことにホッとした。
帰りに井川キャンプ場の温泉に入り4日間の汗を流した。
入浴料が300円。一人でゆったりと入れた。
千頭駅の脇にある少しも辛くないピリ辛野菜皿うどんを食べた。
いまどき珍しく冷房は扇風機と自然の川風だけの店だった。
でもうどんは太くて腰があり美味しかった。

 

 


 山行を終えて-3



前ページに戻る           次ページへ


多治見ろうざんトップページに戻る